土曜日の憂鬱

また土曜日が巡って来た。

 

昼下がりは、余計に重苦しい。

こんな雨の日ならなおさらだ。

 

つい「何故?」「どうして?」を

あてどもなく思いめぐらせてしまう。

…答えなど出るはずもないのに。

 

 

負の感情は、日が経てば薄れるはずが

巷で話題になることが減るのと反比例して

むしろ増殖していっている気がする。

 

いったい何時になったら

この哀しく苦しい無限ループから解き放たれるのか。

いや、深みに嵌って私自身が沈没してしまうのが先か。

 

 

それでも

陰謀説や霊視・占いの類には

途中でちゃんとブレーキがかかっているから、大丈夫。

界隈を冷静に見守っている(つもり)。

 

ファン界は2極化していっているが

私は“平和な方”に属している、と思っている。

 

 

とにかく

ファン同士が揉めるの、もうコリゴリ。

その時点で『エンタメ』じゃなくなる。

ホント、苦手。

 

相手がどういう立ち位置なのか

ちゃんと見極めなきゃならないから

不用意に誰彼構わず近づくなんて、できない。

リツイートひとつも気を遣う。

 

毎日浴びるように情報を得ている世界にも

一定の距離を置いて、深入りしないようにしている。

 

 

 

そう。

にぎわいの渦中にいても

結局、孤独なんだ。

 

 

そして

集団の中の孤独こそが“真の孤独”

 

…と思い至った途端、

身を切られるような切なさと絶望に襲われた。

 

 

 

なるほど。

春馬くんに魔が差したのは

こんな刹那だったかもしれない。

 

…なぁんて、ちょっと分かった気になってみる。

 

 

 

 

当たっているかもしれないし

全く的外れかもしれない。

 

答えは分からない。

春馬くんだけが知っている。

 

 

鬱々と思考の堂々巡りは続く。