猿彦くん

 

慶太くんの代わりを見事務めあげた猿彦くん。

 

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愛らしかった。

 

「4㌔の重さと体温まで感じる未来型ペット」

と聞いて、一度抱きしめてみたくなった。

 

lovot.life

 

と言っても、今ドキ当然予約制である。

 

調べたら、日本橋浜町のショウルームは来月までいっぱい。

でも、高島屋@新宿なら、日時を選ばなければ何とかなりそう。

 

ただし

価格も維持費もかなりのものなので

99%買う気がない、所詮ただの冷やかし。

 

ちょっと立ち寄るならともかく

わざわざそのために出掛けていくか?

いや、そうまでするのは…と気が引けてきた。

 

 

 

 

そう言えば…

 

かつて研究室の棚に無造作に置かれ

ホコリをかぶっているAIBOを発見した時

「あの話題の!お高いのに!なんて勿体ない…」

と呆れたら、先生が頭を掻きながら

「最初はさ、皆で廊下を走らせたり

結構遊んだんだけどねぇ」って。 

ひとしきり可愛いがった後、結局持て余した、と。

 

先生らしいなぁと苦笑しながら

「それなら、うちのぬいぐるみたちの方が

圧倒的にコスパも良いし、ずっと幸せに暮らしている」

と腹の中で独り言ちたのを覚えている。

 

 

双方向にコミュニケーション取れたとしても

絶えず世話しなきゃならないペットとも違う。

動力で動く分、スィッチをオフにしたら途端にモノと化す。

それが人造ロボット

 

“生き物じゃない”って、そういうこと。

 

技術が進歩して、いくら巧く造られたとしても

その原則は変わらない。

 

 

 

 

何か…

ドラマを観た興奮のままに

猿彦くんの中に春馬くんがいるような

ショウルームに行きさえすれば

春馬くんに会えるような気がしていたけど

それ、錯覚ですから。

 

 

ただいま絶賛売り出し中のLOVOTは

春馬くんじゃない。

 

今猿彦くんに会ったら

むしろ春馬くんの不在を思い知って

余計に凹むかもしれない。

 

冷静になれ、私。

 

LOVOT体験は、やっぱり少し先にしよう。

このコがただこのコとして

カワイイと見られるようになるまで。

 

 

 

 

 

 

いくら自分に言い聞かせても

“死”を認めることを本能が拒んでいる。

どこかに春馬くんがいないか、探してしまう。

 

その痕跡を求めて、毎日右往左往している。